Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

F

オランダ

留学生活の中間振り返り

Fさん

経済学部 経済学科
留学期間:2014年9月~
留学先:ゾイド大学

今回は、学習面、生活面、旅行面の三つの観点から現在までの留学生活を総括します。

はじめに、学習面についてです。現在は、秋学期が 終了し、春学期の途中です。ゾイド大学では、各学期が二つのブロックに分かれています。はじめのブロック (1block)では、英語による専門的な授業になかなか慣れることができず、成績も結果が奮いませんでした。また、一年生の授業のため、基礎的な知識が 重視とされていたため、講義のような形式が多くありました。しかし、自分が信州大学で受けてきたような講義とは違いました。違う点としてあげられるのは、 少人数のクラス、生徒参加型ということです。講義中に、先生が投げかけた質問の時だけではなく、生徒側からも意見を出していくというものでした。自分は、 内容をつかむことがやっとで聞かれた時に答えることしかできず、もっと参加したいという気持ちで悔しさを覚えました。次のブロック(2block)では、 基礎的な知識から実践的な授業もありました。実践的な授業の例としては、ビジネスプランというグループワークです。それぞれのグループが会社の立場にな り、商品を考え、マーケティングするというものでした。おもに、このブロックでは、マーケティングリサーチを行いました。お互い母国語ではない英語を通し ての話し合いなので難しい部分も多々ありましたが、クラスメイトはみんな英語が上手だったため助けてもらいながら良い結果を残すことができました。 2blockでは、グループワークだけではなく他の授業でも良い結果を残すことができ安心しています。しかし、もっと積極的に授業参加できるようにこれか らも予習復習が必要だと感じています。

続いて、生活面についてです。スーパーなどの公共な場では、もちろんですが、オランダ語が使われています。オランダ語の知識がなかったため、最初の 二ヶ月 間は、困惑することも多くありました。しかし、ゾイド大学には日本語を勉強している学生がいるため、彼らが、色々と助けてくれるため安全に不便なく過ごす ことができています。また、春学期までは日本人8人でのハウスシェアでしたが、2月からは、フィンランド人が二人加わりました。日本人同士ではないという ことで難しい部分もありますが、英語を話す機会が増え、英語力の向上にとって良い環境になったと思います。

最後に旅行面についてです。オ ランダは、たくさんの国に隣接しているため、違う国を訪れることが距離的にも金銭的にも困難ではありません。そのため、休暇 を利用し国内だけではなく国外にも旅行に行きました。旅行を通して一番感じたのは、楽しい事ばかりではないということです。日本は比較的にどこへ行っても 安全ですが、海外では自分の身は自分で守ることが当たり前です。油断は禁物であり、ただ遊びに行くという感覚では危険です。このことは、日本にいては気づ くことの難しいことではないかと思います。

以上三つの観点から現在までの留学生活を総括してきましたが、間違い無く言えることは、留学生活を送れていることに感謝しなければならないというこ とで す。毎日が貴重な体験の連続であり、一つも無駄にならないようにしなければならないと考えています。帰国後の就職活動など不安な面はありますが、今は、残 りの留学生活を有意義なものにするために努力を続けようと考えています。ここからまた気を引き締め直して、3blockも2block同様に良い結果が残 せるように頑張ろうと思います。